循環器科(心臓・血管の病気)
命のリズムを守るために
心臓は全身に血液を送り、命のリズムを休むことなく刻み続ける重要な臓器です。犬や猫も加齢とともに心臓病にかかる可能性が高まりますが、初期は症状として現れにくく、飼い主さまが変化に気づいたときには病気が進行していることも少なくありません。大切な家族の健やかな毎日を守るためには、専門的な診断による早期発見と、一頭一頭の状態に合わせた適切な治療管理が不可欠です。
PEACHどうぶつ医療センターでは、日本獣医循環器学会認定「獣医循環器認定医」が在籍し、心臓病の早期発見・正確な診断・適切な治療を行っています。専門的な知識と経験に基づき、動物たちの命のリズムを守る医療を提供します。
ご相談の多い症状
犬や猫の心臓病は、初期の段階では症状が分かりづらいことが多く、気づいた時には進行しているケースもあります。次のような症状が見られたら、心臓・肺・血管の異常によって起こる可能性があります。症状が軽いうちに原因を調べ、早めに治療を始めることが大切です。
- 咳が増えた、夜中や朝方によく咳き込む
- 以前より疲れやすい、散歩を嫌がる
- 呼吸が早い・荒い、舌の色が紫っぽい
- 失神する、急に倒れる
- 食欲の低下や体重の変化
- 高齢になり、健診で心雑音を指摘された
PEACHどうぶつ医療センター 循環器科の特徴
獣医循環器認定医が在籍
全国に約80名(2024年時点)しかいない「獣医循環器認定医」が常勤。心臓病の専門知識をもとに、正確な診断と最新の治療を提供しています。地域で唯一の専門的循環器診療を担っています。
高精度な検査で病態を“見える化”
心臓病の診断と治療方針の決定において、客観的なデータに基づく正確な状態把握は不可欠です。当院では、高性能な心臓超音波検査装置(心エコー)をはじめとする専門的な検査機器を導入しています。
心臓検査の種類
- 心臓超音波検査(エコー):血流や弁の動きをリアルタイムで確認
- 心電図:不整脈の有無をチェック
- 胸部レントゲン:心臓の大きさや肺の状態を評価
- 血圧測定・血液検査:循環器への負担を総合的に把握
一頭一頭に合わせた治療方針
心臓病の治療は、一律の方法で行えるものではありません。動物の種類、年齢、体重、性格、病気の種類や進行度、他の病気の有無などを総合的に考慮する必要があります。
当院では様々な治療法を組み合わせて、無理のない治療・管理プランを提案します。「長く穏やかに暮らす」ためのサポートを重視しています。
心臓・血管の病気に対するアプローチ
- 内科療法(投薬・食事管理・運動制限)
- 外科的治療(必要に応じて提携施設と連携)
- 定期的な経過観察(超音波検査・血圧測定など)
飼い主さまへの丁寧な説明と継続ケア
心臓病の多くは、生涯にわたる長期的な管理が必要です。そのため、治療を成功させるには飼い主さまの深いご理解とご協力が欠かせません。
当院では、検査結果や現在の病状、今後の見通し、治療法の選択肢、そして費用について、専門用語をできるだけ使わず分かりやすくご説明します。ご自宅でのケアや投薬の重要性をお伝えし、定期的な検診を通じて継続的にサポートすることで、飼い主さまが安心して治療に取り組める体制を整えています。
治療実績
循環器科の診察件数
1,000件
当院の循環器科では、年間を通じて多くの心臓病や血管疾患の症例を診察しています。健診で心雑音を指摘された軽度なケースから、重度の心不全に陥った緊急的な状態、また他院からのセカンドオピニオンまで、その内容は多岐にわたります。
ご紹介いただく動物病院様へ
他の動物病院様からも手術や検査のご紹介を承っています。電話やメールによる質問や症例相談も無料で随時お受けしております。可能な限り丁寧にお答えする努力をしております。
