CT検査について
2026年3月頃を予定しています
目に見えない体の内部を、立体的に可視化します
PEACHどうぶつ医療センターでは、高精度マルチスライスCT装置を導入し、体の内部構造を三次元的に詳しく調べることができます。これまでレントゲンでは見えにくかった部分も、細かな病変や損傷を正確に確認できるようになりました。CT検査は、正確な診断・安全な手術計画・早期治療のために欠かせない検査です。
CT検査でわかること
CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)検査は、X線を体の周りから照射し、体を透過したX線量の差をコンピューターで処理することで、体の内部を輪切りにしたような詳細な画像を得る検査です。この断層画像を再構成することにより、骨や臓器、血管などをあらゆる角度から観察できる三次元(3D)の立体画像を作成します。
これにより、体の表面からは見えない病変の位置や大きさ、形を正確に把握することが可能になります。
CT検査が有効なケース
- 頭部・脳疾患(腫瘍、炎症、奇形など)
- 鼻腔・副鼻腔疾患(慢性鼻炎、ポリープ、腫瘍)
- 胸部疾患(肺や気管の異常、腫瘍)
- 腹部疾患(肝臓・脾臓・腎臓・腫瘍など)
- 整形外科疾患(骨折、関節異常、椎間板疾患)
- 歯科疾患(歯根膿瘍、顎骨の損傷など)
- 腫瘍の転移評価・手術計画立案
CTによる三次元画像は、病変の位置や大きさ、周囲臓器との関係を正確に把握でき、より安全で確実な手術・治療につながります。
PEACHどうぶつ医療センターのCT検査の特徴
高性能マルチスライスCT装置を導入
当院では、短時間で高精細な画像を撮影できるCT装置を採用しています。わずか数十秒で全身の撮影が可能で、被ばく量も最小限に抑えられています。
麻酔医による安全な検査体制
CT検査は、動物がじっとしていられないため、全身麻酔または鎮静下で行います。当院では、麻酔担当獣医師(麻酔医)が常駐し、検査中も呼吸・心拍・血圧・酸素濃度をリアルタイムでモニタリング。安全性を最優先に、リスクを最小限に抑えています。
手術・治療との連携
CTで得られた3D画像は、整形外科・腫瘍科・外科などの手術計画に活用されています。たとえば、腫瘍の切除範囲の決定や、骨折の正確な整復計画などに大きく役立ちます。検査だけでなく、「治療の質を高めるためのCT」として運用しています。
CT検査の流れ
診察・検査前説明
症状や目的を確認し、必要な検査範囲を決定します。麻酔リスクを評価するため、血液検査・心臓検査などを行います。
検査実施(鎮静または全身麻酔下)
CT撮影は数十秒程度で完了します。撮影後は麻酔からの覚醒を見守り、安全が確認でき次第ご帰宅となります。
画像解析・診断
獣医師が画像を解析し、診断結果を丁寧にご説明します。必要に応じて手術や治療計画を立案します。
よくある質問
検査自体に痛みはありません。動かずに撮影する必要があるため、鎮静または麻酔を使用してリラックスした状態で行います。
はい。事前に血液検査・心臓検査などを行い、麻酔リスクを評価したうえで安全に実施します。
レントゲンは「平面画像」、CTは「立体画像」です。
CTでは骨の裏側や臓器の内部まで立体的に可視化でき、より正確な診断が可能です。
撮影自体は数十秒ですが、準備・麻酔・覚醒まで含めるとおおよそ1〜2時間程度です。
はい、他院からのCT検査依頼(紹介検査)にも対応しています。主治医の紹介状や検査目的をお持ちください。
